ゴキブリの危険性

●ゴキブリの生態


今現在の飲食店では、「ゴキブリをお客様に見せない」ことが大前提の営業でないとやっていけないと言われています。「見せない」とは、「飲食店ではゴキブリは仕方ない、ただなるべく駆除して店内での徘徊を防ぐ」というのが一般的です。その後見なくなっても必ず卵からかえり定期的に駆除が必要になります。たとえ店内を0にしたとしても、商品搬入時(特にダンボール)に混入することが高確率であり、そこから繁殖するケースが極めて高く、定期的にゴキブリ駆除業者に依頼をしていても不可抗力で必ず外部から侵入してきます。店舗内にいるゴキブリは駆除できても、建物すべてのゴキブリを駆除することはほぼ不可能です。

●ゴキブリによる影響


ゴキブリは外から侵入してきますが、その侵入経路は下水、排水口、トイレといった不衛生な場所も多いです。家の中では人目につかず、普段は掃除がされることもないキッチンの家具の裏側などを巣にして潜んでいます。当然、その体にはさまざまな雑菌・雑菌を持つ微生物が大量に付着し繁殖しています。ゴキブリから検出される菌・ウイルスには、サルモネラ菌、赤痢菌、チフス菌、大腸菌、小児麻痺病原体等の毒性の強い危険なものが多いです。また、冷蔵庫や電子レンジ等の電気配線を嚙み切り、漏電被害の影響もあります。アンケート結果によると初めて入った飲食店でゴキブリを見たという男女の80%超が二度と来店しないと答えています。さらに、保健所に持ち込まれた害虫の苦情の7割はゴキブリによるものです。